6月に長野県上田市でも開催されるEchoアノマリー、そのルールを図解で説明
2021年の終わりに埼玉県草加市から群馬県高崎市へと引っ越した。草加市は3年くらい住んでいて、その前は東京23区の西側に10年以上住んでいました。
長らく1都3県に住んで仕事をしていたので、群馬に移住したことを話すとやっぱり理由を聞かれます。新型コロナの影響とか、妻の実家が群馬だから、といった感じでとりあえずは説明していて、これは嘘ではないものの単純にこれだけでもなかったりします。
2年くらい前から近代デザイン史で著名な人物を題材としたマンガを描いています。コミティアや最近ではデザイン読書日和というイベントで頒布するほか、BOOTHで自家通販をやっています。
イベントではいろいろ質問をいただいたりすることもあるのですが、よくあるのが「なんでこういうものを描いているんですか?」というものです。
「30光年先のガールズエンド」の公演会場は早稲田小劇場どらま館だった。早稲田駅からその劇場へと向かう道中、大学受験のときのことを思い出していた。18歳のぼくはこの道を歩いて受験会場へ向かっていた。あれからもう10年以上経ったのだ。
たしかその時は大学生活のことを想像したりしていた。大学の演劇サークルはどんな雰囲気で、役者はどんな稽古をするんだろうとか。たぶん他にもいろんなことを思っていたはずなんだけど忘れてしまった。今は思い出せなかった。
ここはアルコール依存症の閉鎖病棟なのか、それとも断食病棟なのか判然としない。 "フカヅメイリヤ"をを演ずる俳優が何人かいて、誰が"フカヅメイリヤ"なのか判然としない。 そして、今がいつなのかも判然としない。 セリフが、場所が、時間が、キャラクターが幾層にも重なり合わせ合っていて、捉えどころがない。
捉えどころがない——それはまさに現実の状況を表現しているように思えた。