森 慶太

森 慶太

情報デザイナー / IA

「型」から夢想する演劇の未来 / ''Are you...? '' by tarinainanika

ベンチに座った二人の"距離感"が変わっていく様子を描いたコーポリアルマイムの小品。 コーポリアルマイムを観るのははじめてだった。 ほとんど身体だけで表現していて、多少のセリフはあったが補助的なものだった。 一見すると、よくありそうな寸劇だったのだけれども、動きは無駄なく洗練されていて、興味を惹かれた。

「わたしたち」のリアリティのある未来 / 快快「6畳間ソーキュート社会」

公演会場に入るとベッドにiPhoneのホーム画面が写っていて、男がそれを操作していた。 iPhoneは何でもどこまでも応えてくれるし、楽器にもなるしすごく便利だ。 iPhoneを忘れて外出した男は、すごく不便を感じる。カメラもムービーも撮れないし、何より検索もできない。 iPhoneの中にはプライベートな写真とか検索履歴とか、その人のパーソナリティがすっかりわかってしまうものにみちている。 もうiPhoneはパーソナリティの一部だし、拡張された「わたし」なのだ。